漆器は高級なものと考えられていますが、子供のころの話をさせていただきます。私の家では、小さいころからお箸やお椀は漆器でした。小さいころは誰でもそうですが、落としたり、ひっくり返したりということで物が痛みがちです。ところが、物心ついたころの思い出では、漆器のその凛としたたたずまいに、自然とお箸をきれいに持ち、お椀も丁寧にしっかり持つ習慣が付いたように思います。
大きくなると、きれいなお箸の使い方を身につけるのは困難です。よい生活習慣をつけるのにも漆器はいち役かうことが出来るのです。みなさまも、試してみませんか。
名入れ、家紋入れというのは聞いたことがあるでしょうか?
漆器は何代にもわたって使うことも少なくありません。お椀や、正月道具、文箱や賞状盆、あるいは剣道の胴などに家紋や校章、会社のマークなどを入れることが多いです。私はそのような品の前に行くと身が引き締まり伝統を感じました。剣道の胴にも家紋を入れておりましたが、なんか強くなったように感じたものです。また記念品や贈答品に記念の名入れをすることも良くあります。戸倉屋漆器店では家紋入れ(3000円:金蒔絵、大きさ一寸)、名入れ(無料:商品のご注文時にご指定できます)も承っております。家紋入れの申し込みはこちらから。
どうぞお気軽にご用命いただけますようお願い申しあげます。
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